インタビューでもノーサイドの精神を!!帝京大学ラグビー部優勝インタビュー

2015年2月14日

『本当にここまで大学関係者、ラグビースタッフ、ファンの皆様、
仲間に支えられてきました。今日試合に出ていないメンバーを笑顔にできた
ことを本当に幸せに思います。

まず筑波大学さんが80分間諦めずに戦ってくれたことに敬意を表します。

しかし、そこに真っ向勝負を挑んで戦った仲間を誇りに思います。
この1年間、楽しい事ばかりではなくつらいこともありましたが142人の仲間で
乗り越えてきました。キャプテンとしてまだまだな部分もあったんですが全員が
支えてくれていいチームになりました。』
第51回ラグビー大学選手権・決勝 優勝インタビュー 帝京大学 流大キャプテン

ノーサイドの精神ってこういうことです。この試合が行われた週は、各競技で決勝戦が行われましたが、優勝インタビューで対戦相手について言及したのは、帝京大学・岩出監督と流キャプテンだけでした。

嬉しいです!
勝ちました!
ファンの皆さんのおかげです!

悔しいです。
今は言葉にできません。
ファンの皆さんに申し訳ない。

どちらも、自分のことしか見えていません。

勝った時には相手の健闘を称え、
負けた時には相手に賞賛の言葉をかける。

海外では基本の対応で、テニスの錦織圭選手の試合後のインタビューもそうです。

昨年度行った帝京大学ラグビー部のメディア・トレーニングでは、それを踏まえ
勝った場合、負けた場合、
それぞれを想定して模擬インタビューを行いました。

帝京メディア③

勝った時は謙虚に、負けた時は冷静に

負けて悔しい思いの対戦相手を前にバカ騒ぎしない、最後まで全力を尽くしたのなら涙はロッカールームまで封印する。嬉しい気持ちを素直に表現することを禁止することは本意ではありませんし、型にはめるメディア・トレーニングは当協会の方針ではありません。しかし、これから世界の舞台で活躍しようという選手の皆さんにはマナーの1つとして知っておきたい情報です。

帝京大学ラグビー部は、セミナーに行くと、全員同じ服装でバシっと決まっていて、150人が誰ひとりかけることなく集中して参加してくれます。学生生活に不慣れな1年生が学業に専念できるよう、4年生が食事当番をするなどチームの絆が強いチームです。何より、岩出監督の人心掌握術がすごくて私も完全にとりこです(笑)

帝京SNS①

2月15日はラグビー日本選手権 帝京大学vs東芝戦。
前回、9大会ぶりにトップリーグチームを破った帝京大学が名門東芝にどう挑むか。
頑張れ、帝京大学ラグビー部!!

日本スポーツメディアトレーナー協会 糸川雅子

Comments are closed.