帝京大学ラグビー部と‘礼’

2013年11月5日

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帝京大学ラグビー部さんの応援に秩父宮に行ってきました。相手は古豪・早稲田大学。
早稲田大学が先制し、帝京が逆転、後半に入って早稲田が再び同点に追いつくというシーソーゲーム。最終的に40-31で帝京大学が勝ちました!!

セミナー中以上に、ユニフォーム姿の皆さんは凛々しく、そしてたくましかった!!そして、先制を許され、同点に追いつかれてもドーンと構えているそんな風に見えました。ホームスタンドの帝京大学側で観戦していたのですが、後半は目の前で繰り広げられる激しいぶつかり合いに応援にも力が入って思わず声がでました。

そして、勝利よりも素晴らしいなと思ったのは試合後の‘礼’です。勝ち負けから来る心の高揚はスポーツの醍醐味ですが、スポーツの魅力は何と言ってもフェアプレーやチームプレー、礼儀正しさにあると思うのです。柔道の試合を見ていても、‘礼’が頭をペコっと下げるだけで形だけのものになっているのを見るとがっかりしてしまいます。海外発祥のラグビーやサッカーでも試合後観客に向かって礼をすることが多いのですが、その礼も頭だけ下げてすぐに動き出す選手を見るとやらされている感じがします。

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深い。

そして、‘礼’のあとしばらく間をおいて動き出しました。よく、新人研修などで、お辞儀の仕方を練習するようです。会釈は何度、謝罪のときは何度など角度や秒数です。私は形式ばる必要はないと思うのですが、相手に伝わる、日本人として美しい‘礼’のあり方は1人1人考えてみる必要があると思います。帝京大学ラグビー部さんの‘礼’はとても清々しくまた応援に来たいなと思わせるものでした。

NPO法人日本スポーツメディアトレーナー協会 糸川雅子

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