指導者・保護者のためのソーシャルメディア講座③ 安全に利用するためのヒント

2014年8月9日

ソーシャルメディア講座3

被害者にならないためにできること

LINEで見知らぬ人と知り合い、実際に会ってトラブルに巻き込まれる・・

こういうニュースを見かけることが多くなりました。「なんで、見知らぬ人と会うの?」」と思ってしまいますが、大勢の学生アスリートと接するうちに、それが特別なことではない気がしてきます。好奇心が先行し、危機感はあまり感じていないように見えます。

実際、当協会のアンケートで『ソーシャルメディアで見知らぬ人と友達になったことがある』と回答したのは、約3割。そのうち、実際に会ったことがあるのは4割にのぼりました。すべてが危険に直結する とは限りませんが、ニュースの中の話ではなく、身近な問題です。

見知らぬ人と簡単につながらない、会わない。そして、見知らぬ人からの情報を鵜呑みにしないことが肝心です。アカウントを乗っ取られるといったトラブルの場合、複雑なパスワードを設定する、同じパスワードを使い回さないなどの対策が必要です。

なぜ、見知らぬ人とつながるのか?

facebookの場合、共通の友達がいると「知り合いかも?」と見知らぬ人のアカウントが登場します。最近はあまり見かけませんが、見知らぬ美女から『友達申請』があり、見てみると共通の友達(たいていは男性・・)がいて思わず『承認』してしまったけれどスパムだったということもあります。※スパム=不特定多数の人に広告や迷惑な内容を送りつけるもの

LINEの場合は、アドレス帳と同期している場合が多いのですが、無作為に電話番号を入れ無作為にメッセージを送っている場合と、まれに友達の番号を新たな利用者が引き継いだ場合に「友達」として表示されることがあるようです。もう1つは、ID検索という方法。未成年はID検索できないようになっていますし、プライバシー設定で手動でオフにすることができます。

ライン2

詳しくは、LINE安心安全ガイドをご覧ください。

炎上など加害者になる恐れと、ネット上から離れてリアルの世界で被害者になる危険。特に学生など社会経験の少ない未成年がソーシャルメディアを利用する場合は、指導者・保護者の理解とサポートが不可欠です。

 

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