リコーブラックラムズ 第1グループ2回目メディア・トレーニング

2014年8月16日

名称未設定

リコーブラックラムズ第1グループ2回目のメディア・トレーニングを実施しました。このグループは、1~3年目の選手で、これから取材が増える選手たちです。そして、2019年W杯世代でもあります。

最初に、何人かの選手のキーメッセージをディスカッション形式で作成していきました。
例えば、新人・大川創太郎選手の「得意なプレー」はこんな感じ。

スクラムです。
相手チームにプレッシャーを与えることができます。
相手ボールのスクラムでターンオーバーします。

大川選手のプレーを見たことがある人ならイメージすることができるかもしれませんが、新人選手であることを考えると不十分です。スクラムを組むということからフォワードの選手であることは予測できますが、抽象的でどんな選手なのかをイメージすることができません。大川選手だけでなく、全員の選手で意見を出し合いこんな風に改善しました。

スクラムです。
相手陣地深い所でのスクラムで最前列から相手にプレッシャーをかけることができます。
特に、相手ボールのスクラムの中でボールを奪い、得点のチャンスを作ることができます。

インタビューは多くの場合、8~15秒位の尺で採用されます。編集をしたら、上記でちょうど15秒。編集で内容をカットされずそのまま使われる可能性が高い長さです。

まず、「相手にプレッシャーをかける」状況を場所を入れて詳しくしました。これで、グランド全体のイメージと、大川選手がどの位置でスクラムを組むのかが見えてきます。そして、「ターンオーバー」を日本語で説明し、そのプレーがどうチームに貢献できるのかを加えました。

受信者の頭の中でイメージされるものが、最初のメッセージだと『モノクロの静止画』、改善後は『カラーの動画』ほど違いがあると思います。撮影した動画は後日、リコーブラックラムズHP等で公開される予定です。

今回、牧田選手が、トンガ出身アマナキ選手の日本語の練習相手になったり、3年目の選手が「もっと大きな声で」「リラックスして」とアドバイスしてくれるので助かりました。スポーツメディアトレーナーは、いつも一緒にはいられない。だからこそ、チームがメディア・トレーニングを理解しアドバイスし合うことが理想です。ブラックラムズは、2グループに分けて3回ずつ導入しているのでそれが実現できています。

NPO法人日本スポーツメディアトレーナー協会 糸川雅子

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